川越祭り  2006年10月14日、15日
会場風景

国重要無形民俗文化財指定

川越まつりは、川越城主松平伊豆守信綱が祭礼用具を寄進したことに始まり、しだいに江戸の「山王祭」「神田祭」の様式を取り入れながら変遷を重ね、およそ350年にわたって受け継がれてきました。

山車を持つ町の人たち、山車に乗る近郷の囃子方、山車を動かす職人というそれぞれの社会が調和した様式も江戸譲りの特徴といわれ、江戸が東京になり、本家東京の祭りが山車からみこしに代わった今、「川越まつり」は、かつての江戸天下祭を再現しています。時代が変わり、社会がさまざまな変化を遂げても、祭りに象徴される川越人の心、まち全体が一つになって祭りにかける情熱は、今も昔も変わっていません。

 
神輿
          
 
泣けば幸せ
 
山車

山車

 祭りの主役となる山車は、いずれも趣向を凝らしたもの。そのうち大正以前に造られた10台が埼玉県の有形民俗文化財に指定されています。

  山車は、一般に町名または人形名で呼ばれ、それぞれの歴史上の人物などを題材にした人形をせり出して蔵造りの町並みをゆるやかに練り歩く様子は、まるで錦絵の様です。電線が地中化されたまちは、山車巡行にかっこうの舞台になります。

 
お囃子
 
曳っかわせ

囃子・曳っかわせ

祭りのもう一つの主役は囃子(はやし)。山車どうしが出会うと互いに向き合い、相手に対して自分たちの囃子を披露する「曳っかわせ」は、祭りのだいご味となっています。

揺れ動くちょうちんの明かりに照り映えるきらびやかな山車、浮かび上がる囃子台が祭礼絵巻をほうふつさせ、まちのあちこちで曳っかわせが始まります。急テンポの囃子、曳き手や観衆の声援でまつりはクライマックスを迎え、小江戸の秋は深まります。

 
人々
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